映画制作のクルー構成

クルー構成図

映画制作の際のクルー構成例です。

*映画塾のカリキュラムは演出とスタイルヘッドがターゲットです。実際の撮影は最小限のクルー体制で行います。映画の会が提唱するクルー構成は最低3名(監督、撮影、音声)から、最大7名(監督、撮照、カメアシ、プロダクションデザイン、音声、助監督、制作)です。


映画塾の講習内容

大笑映画の会について

  1. 大笑映画の会と映画塾について

映画塾について

講習概要

関西拠点の映画作家の育成のため、映画制作の基礎的かつ体系的な知識とスキルを身につける場と機会を創生する。

目的|映画塾を修了したものは、以下のことができるようになっているものとします。
  1. 大笑映画塾の提唱する4つのスタイルを基にして、映画を理解し、作ることができる。
  2. 映画塾の提唱する手法を用い、映画を企画することができる。
  3. 映画塾の提唱する手法を用い、映画脚本を書ける。
  4. 映画脚本をもとに映画塾において提唱する映像化ツールを作成できる。
  5. 映画とは何か、ショット、シーン、その繋ぎ方、映画の構成単位等をもとに、映画の成り立ちを説明できる。
  6. 撮影照明、編集、音声、ミゾンセンの基礎理論を説明することができる。
  7. 撮影照明、編集、音声、ミゾンセンの基礎技術を取得している。
  8. 撮影照明:映画塾が使用する機材ににおいて、撮影を不可なく補助できる。
  9. 音声:映画塾が使用する機材ににおいて、映画音声の基礎的な録音を行える。
  10. 編集:任意の編集ソフトを用い、自己の創意に基づき、フッテージを編集、作品を作ることができる。
  11. ミゾンセン:ミゾンセンの選択を意図的に行い、それが物語に与える影響について説明できる。

映画制作基礎コース(仮)

  序章

  1. 120年の映画史 (7分17秒、外部コンテンツ)
  2. 映画制作基礎 序章前編 『大笑映画の会について』 第二版 (22分40秒) (公開中)
  3. 映画制作基礎 序章中編 『映画芸術と4つのスタイル』 第二版 (22分07秒) (公開中)
  4. 映画制作基礎 序章後編 『映画監督を目指せ』 新版 (36分43秒)

  座学

  1. 映画芸術と基本|ショットについて
  2. 映画芸術と基本|シーンについて
  3. 映画芸術と基本|シーンの繋ぎ方
  4. 映画芸術と基本|映像化準備の方法
  5. 撮影照明|シネマトグラフィー(撮影照明)と視覚言語 ー 視覚で物語を伝えるということ
  6. 撮影照明|カメラとレンズの基本
  7. 撮影照明|構図と照明
  8. 撮影照明|カメラワーク
  9. 撮影照明|照明の概念と機材の種類
  10. 撮影照明|露出とラチュード ー 露出とダイナミックレンジについて学ぶ
  11. 撮影照明|照明の計画と準備 ー 照明の設計の仕方を学ぶ
  12. 撮影照明|実践 実際に照明をやってみる
  13. 音声|サウンドデザインと音声言語 ー 音声で物語を伝えるということ
  14. 音声|録音について学ぶ
  15. 編集|編集と編集言語 ー 編集で物語を伝えるということ
  16. 編集|概念と機材 編集の概念と機材を学ぶ ー フォーマットやコーデック、ビデオ規格について
  17. 編集|物語の基礎的理論
  18. 編集|物語映画の編集
  19. ミゾンセン|ミゾンセンと美術言語 ー 映画の世界を形作る
  20. 配給・興行 映画制作の全体のワークフローや、配給・興行について学ぶ

  実技

  1. カメラの基本的な使い方(DSLR)
  2. レンズの基本的な使い方
  3. 構図の取り方、三脚の使い方
  4. 各自役割を分担して撮影手順をやってみる 撮影の手順(アクションからカットまで)
  5. 録音機材の基本的な使い方 ショットガン、レコーダー等
  6. 露光計・色温度計の基本的な使い方
  7. 3点照明の基本と実践 三つの照明を用いてインタビューセッティング

撮影・照明(仮)

  座学

  1. シネマトグラフィとは
  2. 視覚言語について
  3. レンズの言語について
  4. 視覚による物語
  5. カバレージと継続性(連続性)
  6. 色について
  7. カメラとセンサーについて
  8. 測定手法
  9. 露出
  10. リニア、ガンマ、ログ
  11. イメージのコントロールとグレーディング
  12. 照明機材
  13. 照明の基礎
  14. 光学とフォーカス
  15. カメラワーク
  16. 撮影の現場にて
  17. データ管理
  18. その他撮影技術

  実技

  • 会内で共有予定

編集(作業中)

ソフトウェアの学習は公式オンラインチュートリアルで行います。お勧めはAdobeのプレミアプロ(有料)か、Blackmagic Designのダ・ヴィンチ・リゾルブ。映画塾では主に理論と実践を行います。

  • 会内で共有予定

特別講座

  1. 特別講座 第1章 企画の書き方
  2. 特別講座 第2章 脚本の書き方 (1)トリートメントについて
  3. 特別講座 第3章 脚本の書き方 (2)プロットとは
  4. 特別講座 第4章 脚本の書き方 (3)アウトラインの準備(セクション編)
  5. 特別講座 第5章 脚本の書き方 (4)アウトライン本編
  6. 特別講座 第6章 脚本の書き方 (5)映画言語と映画脚本
  7. 特別講座 第7章 脚本の書き方 (6)脚本第一稿を書く

録音(作業中)

  座学

  1. ロケーションサウンドとは
  2. 録音の基本
  3. マイクの基本
  4. ロケーションサウンドのためのマイク
  5. ブームの技術
  6. ピンマイクの技術
  7. ワイヤレスシステム
  8. プラントマイクの技術
  9. マイクの選択
  10. シグナルの流れ
  11. レコーダー
  12. シンクについて
  13. ミキサー
  14. モニタリング
  15. 電源
  16. 録音機材をそろえる
  17. ロケーションサウンド、十戒
  18. 録音の応用
  19. 撮影時に気をつけること
  20. フリーランス活動について
  21. そして

  実技

  • 会内で共有


大笑映画塾

大笑映画塾について

【概要】映画制作を理論と実践の二つの側面から学美、探求する。映画演出、撮影照明、編集を学ぶ。映画音声、映画美術等の研究を行う。映画脚本の書き方を学ぶ、等。

【名称】大笑映画塾(だいしょうえいがじゅく)

【対象者】

  • 映画監督志望の方
  • 撮影監督志望の方(撮影照明)
  • 編集志望の方(編集)
  • サウンドデザイナー志望の方(映画音声)
  • プロダクションデザイナー志望の方(映画美術。VFX/CG等含む)

*サウンドデザイナー志望は音楽制作の経験のある方。プロダクションデザイナーはビジュアルデザインや美術の経験がある方(VFX/CG含む)。

【活動の目的】

  1. 地域社会への貢献
  2. 関西拠点の映画作家の育成
  3. 知識・技術の共有、探求の場の創生

【活動形態】映画制作実践、座学講習は主に映像チュートリアル、座談会、本読み、またはビデオ電話で行う。理論→実践→理論→実践、の流れでスキルアップを行う。

【講習内容】座学講座は基礎コースから提供します。

  • 基礎|映画制作基礎 ー 全参加者
  • 応用|撮影・照明の理論と実践、映画編集の理論と実践 ー 撮影照明・編集志望向け。
  • 研究|映画演出研究(4つの映画のスタイルによる演出技法)、撮影照明研究、編集研究、音声研究、美術研究 ー 基礎/応用を終えた各参加者
  • 特別|映画企画・脚本 ー 監督志望、または脚本志望者。

*映画制作基礎は初心者・経験者含む全参加者に受講義務。応用は撮影照明と編集の理論と実践を受講可能。音声と美術の応用は提供していません(故に音声・美術のパートはその分野の知識と経験をあらかじめ備えた参加者を優遇します。)

【活動期間】1年以上の長期

【例会日】隔週の日曜等。その他、塾生により様々。

【活動開始日】随時

【活動場所】当面は東大阪市のアトリエ額田(近鉄奈良線 石切駅下車)。映画制作時はロケ先等。

【活動費用】会が参加者に提供する育成プログラム(大笑映画塾、映画劇団のカリキュラム等)は無料です。

【会費】月会費は、有料貸スペース使用、会の制作活動その他の費用補填に利用します。

大人…千円/月
子供・学生…五百円/月

*初回見学無料。以降参加月から有料。その他、集会場所、ロケ場所への交通費などは自身のご負担となります。
*退会月の会費は返還しません。

【参加資格】

大笑映画塾への参加は選抜制となります。入塾希望者は主宰の認可を経て入塾となります。受け入れ条件は主に以下です。

1. 安定的に活動に参加できる方(二週に一度の対面例会またはそれに準じる活動等)
2. 将来的に大阪あるいは関西圏を本拠に活躍する意思のある方
3. 自学できる方。多くの情報は長文から読み下す必要があります。

【注意事項】
* 退会は自由。ただし、必ずその旨を連絡すること
* 習熟の進行具合が著しく遅かったり、意欲に欠けたり、その他の理由で退会頂くことがあります。

【募集要項】
1. お名前、在住地(市区町村)、最寄駅、Eメールアドレス
2. あれば映像・映画関係、写真業に関連する経歴
3. 現在の職業(業界、学生等)
4. ポートフォリオ(オンラインで参照できる参加作品があればリンクをお送り下さい。一眼やミラーレスで撮った写真も提出可。)

入塾希望者は以下まで、お名前、連絡先、映画もしくは映像関係の活動歴等、ご連絡下さい。

連絡先:hotaka.dmatsumura@yahoo.com
運営母体 大笑映画の会(https://kai.daishoproductions.com/

会則 https://bit.ly/2Om3GeY
感染症ガイドライン https://bit.ly/3iTkCYB

主宰 松村穂高 (Hotaka Matsumura)
…映像作家・写真家。プロデューサー・演出・撮影照明。大阪生、在住。Vimeoプロフィールは:https://vimeo.com/hotakamatsumura。その他プロフィールはhttps://osaka.daishophotography.com/about/hotaka-matsumura/

映画制作基礎 序章中編 『映画芸術と4つのスタイル』 第二版